花が彩る「霧多布湿原」!ベストシーズンは?散策コース・展望台・ツアー情報もご案内

霧多布湿原 夏の風景 ハイキング・登山

豊かな自然の宝庫!北海道浜中町に位置する「霧多布湿原」。

“ 花の湿原 ” と謳われ多くの花が彩り、貴重な野鳥が空を舞う姿を楽しめる観光スポットです。

また、野生ラッコも観察できる「霧多布岬」もほど近く、合わせて観光するのもおすすめですよ!

この記事では、「霧多布湿原」のベストシーズンや散策コース、琵琶瀬展望台、ツアー情報もご案内いたします。

 

「霧多布湿原」特徴は?

霧多布湿原

●「霧多布湿原」主な特徴

・ラムサール条約登録湿地である!
・厚岸霧多布昆布森国定公園に指定!
・国内5番目の広さ(3,168ha)の湿原!
・176種類(浜中町全体 844種類)の花々が咲く!
・293種類(浜中町全体)の鳥たちが空を舞う!
・低層湿原・中間湿原・高層湿原・塩湿地から成り立つ!
・「霧多布湿原泥炭形成植物群落」として天然記念物に指定!

1993年に「ラムサール条約登録湿地(2,504ha)」となり国際的にも重要な湿地である霧多布湿原。

霧多布湿原 夕暮れ時

日本国内では5番目の広さ(3,168ha)を誇り「厚岸霧多布昆布森国定公園(2021年)」にも指定されています。

”花の湿原 “ としても親しまれ多くの花を眺めながら散策できる木道も整備されており、国の天然記念物指定「オジロワシ」、特別天然記念物指定「タンチョウ」などが姿を見せることも!

オジロワシ
(オジロワシ)

その他にも夏鳥、冬鳥を合わせ霧多布湿原の位置する浜中町では293種もの野鳥の姿が確認されています。

タンチョウ親子
(タンチョウの親子)

また、霧多布湿原はヤチボウズが見られる「低層湿原」、花々が咲く「中間湿原」、高山植物が密生する「高層湿原」、塩生植物が育つ「塩湿地(河口部)」の4つのタイプで形成されています。

湿原の中央部は「霧多布湿原泥炭形成植物群落」となっており、国指定の天然記念物です。

 

「霧多布湿原」ベストシーズンは?

霧多布湿原 エゾカンゾウ
(浜中町の花 エゾカンゾウ)

“ 花の湿原 “ と言われる「霧多布湿原」のおすすめ時期は「春〜秋」にかけてです。

その中でも特におすすめのベストシーズンは「6月〜7月」になります。

●「霧多布湿原」6月~7月に見られる主な花

花の種類 時期 場所
エゾカンゾウ 6月下旬~7月中旬 琵琶瀬木道、仲の浜木道
ワタスゲ 6月中旬~7月中旬 仲の浜木道、MGロード
ヒオウギアヤメ 6月下旬~8月上旬 仲の浜木道、琵琶瀬木道
クロユリ 6月上旬~7月中旬 琵琶瀬木道、仲の浜木道
ハマナス 6月中旬~8月中旬 霧多布湿原センター周辺、仲の浜木道
ノハナショウブ 7月上旬~8月中旬 仲の浜木道、琵琶瀬木道
ハクサンチドリ 6月中旬~7月中旬 仲の浜木道、琵琶瀬木道
カラマツソウ 6月中旬~7月中旬 やちぼうず木道
エゾフウロ 7月上旬~9月上旬 やちぼうず木道、仲の浜木道
*参考データ:霧多布湿原センター「花ごよみ」霧多布湿原センター (kiritappu.or.jp)
*作表:上記のデータをもとに「りんぼう日和」が作成

夏の霧多布湿原では、たくさんの花が咲き大地を華やかに彩ります。

特に浜中町の花となっている ” エゾカンゾウ “ の群落は、実に見事で見応えも抜群です!

霧多布湿原 夕景とエゾカンゾウの群生
(霧多布湿原 夕景とエゾカンゾウの群生)

エゾカンゾウは別名「エゾゼンテイカ」と言い、本州では「ニッコウキスゲ」と呼ばれています。

朝に花を咲かせて夕方にはしぼんでしまう「一日花」です。

霧多布湿原 ワタスゲの中を歩くエゾシカ
(霧多布湿原 ワタスゲの中を歩くエゾシカ)

その他にも、ワタスゲの群落やヒオウギアヤメ、クロユリ、ハマナスなどが楽しめます。

ヒオウギアヤメ ハマナス
左:ヒオウギアヤメ / 右:ハマナス

また、4月~5月の春には「フクジュソウ」「ミズバショウ」「キバナノアマナ」などが咲き、8月~9月には「エゾリンドウ」「カラフトブシ」「アキカラマツ」が見られます。

 

「霧多布湿原」散策コース

霧多布湿原ナショナルトラストセンター
(霧多布湿原ナショナルトラスト)

☆散策マップは「浜中町公式サイト」から確認できます。
霧多布湿原お花さがしマップ(6月~7月ver.)について|町の組織|浜中町ホームページ (townhamanaka.jp)

①琵琶瀬木道 (びわせもくどう)

・所要時間:往復 約20~30分
・駐車場:あり
*霧多布湿原ナショナルトラスト(カフェ・トイレ)あり。
*駐車場から泥川の方へ進む直線の木道(一部ウッドチップ)。
*エゾカンゾウ群生、クロユリなどの花々を楽しめます。

②仲の浜木道

・所要時間:往復 約60分
・駐車場:あり
*霧多布湿原ナショナルトラスト(カフェ・トイレ)あり。
*駐車場から道道123号沿いに進む木道。
*エゾカンゾウ群生、ワタスゲなどの花々を楽しめます。

③やちぼうず木道

・所要時間:1周 約30分
・駐車場:あり
*霧多布湿原センター(カフェ・トイレ)あり。
*カフェのある2階からは霧多布湿原を一望できます。
*ヤチボウズやクシロハナシノブなどの花も楽しめます。
*一部未舗装の道があります。

霧多布湿原では主に3つの木道が整備されています。

霧多布湿原ナショナルトラストを起点とする「琵琶瀬木道」と「仲の浜木道」では、エゾカンゾウの群生など多くの花を眺めながら見晴らしの良い湿原の風景を楽しめます。

夏の霧多布湿原 琵琶瀬木道
(霧多布湿原 琵琶瀬木道)

一方、「やちぼうず木道」は名前の通りヤチボウズを見ることができる散策コースです。

一部未舗装の道もあり、草の背丈も高いので「琵琶瀬木道」「仲の浜木道」とは、また違ったワイルドな雰囲気を楽しめるでしょう。

霧多布湿原 やちぼうず木道 霧多布湿原 やちぼうず木道2
(霧多布湿原 やちぼうず木道)

また、霧多布湿原ではエゾシカなどの野生動物も身近に生息しており、ヒグマの目撃情報もあります。

特に「やちぼうず木道」周辺では、熊鈴を鳴らすなどの対策をしてしっかりとおこなってください。

●浜中町役場「ヒグマ目撃情報」
ヒグマ目撃情報|暮らし・環境|浜中町ホームページ (townhamanaka.jp)

 

「霧多布湿原」琵琶瀬展望台

琵琶瀬展望台

霧多布湿原の南に位置する「琵琶瀬展望台」。

晴天時の展望台からは、琵琶瀬川が蛇行する霧多布湿原や太平洋を望む360℃の景色を楽しめます。

琵琶瀬展望台からの見た霧多布湿原 琵琶瀬展望台からの太平洋
琵琶瀬展望台からの景色(左:秋の霧多布湿原 / 右:夏の太平洋)

 

「霧多布湿原」ツアー情報

ここでは「宿泊付きツアー」「カヌーツアー」「観光ガイド」をピックアップしてご案内いたします。

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●クラブツーリズム

TOPから”MENU”をクリックしキーワード検索「霧多布湿原」など→「出発地から絞り込み」でツアーを検索できます。
/
*スマートフォンでは”MENU”をクリックした画面の一番下に「キーワード検索枠」があります。
☆〈ツアープランの一例〉

・<ひとり旅>「地球探索鉄道「根室花咲線」に全区間乗車!期間限定の「くしろ湿原ノロッコ号」&花の霧多布湿原4日間」
/
・「花咲く旭岳・富良野・霧多布湿原&利尻島と礼文島 夏の北海道大周遊10日間」
****この他にも多数ツアーあり!

クラブツーリズム

 

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●カヌーツアー【企画・催行:宿房 樺のん】


出典:じゃらんnet 宿房 樺のん(霧多布)

●カヌーツアーおすすめポイント

霧多布湿原を流れる「琵琶瀬川」でのんびりカヌー体験!
・ガイド同乗なので初心者の方も安心です。
・カヌーならではの低い目線で霧多布湿原を満喫できます。
・運が良ければエゾシカ、キツネ、タンチョウ、オジロワシなどの野生動物にも出会えます。
*基本1名〜2名様の対応を想定していますので3名以上でご参加の場合、直接「宿房 樺のん」にお問い合わせください。

●「じゃらん体験」からも予約可能です。
【宿房 樺のん(霧多布)】予約・アクセス・割引クーポン – じゃらんnet (jalan.net)

また、「宿房 樺のん」は口コミ高評価の宿で宿泊も可能です。
*「琵琶瀬展望台」から車で約1分(徒歩8分)の距離です。

 

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●浜中ネイチャーツアー【企画・催行:霧多布湿原ナショナルトラスト】


出典:じゃらんnet 霧多布湿原ナショナルトラスト

●浜中ネイチャーツアーおすすめポイント

・花々が咲く自然豊かな夏の湿原、冬ならではの景色や野鳥、昆布漁の風景など季節ごとの絶景を楽しめるツアーです。
・JR花咲線「茶内駅」「浜中町内の宿泊先」への送迎も可能ですので事前にお問い合わせください。

●「じゃらん体験」からも予約可能です。
霧多布湿原ナショナルトラストのレジャー・アクティビティ – じゃらん遊び体験 (jalan.net)

 

「霧多布湿原」まとめ

今回は、「霧多布湿原」のベストシーズンや散策コース、琵琶瀬展望台、ツアー情報をご案内いたしました。

「霧多布湿原」特徴は?
「霧多布湿原」ベストシーズンは?
「霧多布湿原」散策コース
「霧多布湿原」琵琶瀬展望台
「霧多布湿原」ツアー情報

のんびりとした大自然に癒される「霧多布湿原」。

ご興味のある方は、ぜひ!足を運んでみてくださいね!

 

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