釧路湿原を楽しむ!おすすめ時期・展望台・遊歩道は?アクティビティ・ツアーもご案内

釧路湿原 細岡展望台から望む風景 旅行

豊かな水をたたえ、まるでアフリカのサバンナを思わせるような広大な風景を楽しめる「釧路湿原」。

貴重な動植物が多く生息する日本最大の湿原でラムサール条約登録や国立公園にも指定されています。

見どころもたくさんあり、雄大な自然を満喫できるアクティビティや観光列車など楽しみ方も多彩です!

この記事では「釧路湿原」のおすすめ時期や絶景の展望台・遊歩道、観光列車、アクティビティ、ツアー・ホテル情報に気温・服装もご案内いたします。

 

「釧路湿原」特徴は?

釧路湿原の風景
出典:photo AC(釧路湿原)

●「釧路湿原」特徴

・国立公園に指定!(昭和62年7月31日)
・日本最大規模の湿原!(28,788ha)
・日本初のラムサール条約に登録!(昭和55年に7,863ha)
・国の特別天然記念物タンチョウが生息!
・動物は約1300種以上生息!(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類)
・植物は700種以上!(釧路湿原及び周辺)
・1万〜6千年前は海だった!
・釧路湿原内には一級河川「釧路川」が流れている!

釧路湿原は昭和62年に国立公園に指定された、28,788ヘクタールにも及ぶ日本最大規模となる湿原です。

国立公園に指定される7年前に日本初の「ラムサール条約」にも登録されており、国際的にも貴重で重要な湿地であることが認められています。

●「ラムサール条約」とは?

ラムサール条約は1971年2月2日にイランのラムサールという都市で開催された国際会議で採択された、湿地に関する条約です。正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいますが、採択の地にちなみ、一般に「ラムサール条約」と呼ばれています。
引用元:環境省公式サイト 環境省_ラムサール条約と条約湿地_ラムサール条約とは (env.go.jp)

また、釧路湿原内には約700種の植物と1300種以上の動物が生息しており、国の特別天然記念物「タンチョウ」や絶滅危惧Ⅱ類「オジロワシ」。

氷河期より生存すると言われる釧路市指定天然記念物「キタサンショウウオ」など貴重な動物の生態系の宝庫となっています。

釧路湿原 可愛いエゾシカの子供
出典:photo AC(釧路湿原:可愛いエゾシカの子供)

この他にもエゾシカ、キタキツネ、シマリス、淡水魚のイトウ、北海道の東部のみで見ることが出来る希少なエゾカオジロトンボなど。

そして、釧路湿原は遥か太古の氷河期では陸地でしたが、約1万から6千年前には海水が入りこんだ海だったと言われています。

約6千から4千年前には海が後退し湿原ができはじめ、約3千年前に塘路湖、シラルトロ湖、達古武湖の「海跡湖(かいせきこ)」を残し現在の釧路湿原が誕生しました。

 

「釧路湿原」おすすめ時期は?

釧路湿原へ観光する際のおすすめ時期は、見たい風景やアクティビティなどでも変わってきます。

①花々や緑が生い茂る夏の「6月〜8月」!

・ワタスゲ、クシロハナシノブ、エンコウソウ、ハマナスなどの花々が湿原を彩る!
・8月でも平均最高気温が「22℃」前後で夏でも過ごしやすい!
・夜はホタル鑑賞を楽しめる(7月中旬〜8月上旬頃)!
*夏は釧路湿原のベストシーズンと言われています。

②紅葉を楽しみたいなら秋の「10月上旬〜10月中旬頃」!

③雪景色・タンチョウ・SL冬の湿原号を楽しむなら冬の「1月〜3月」!

・春夏は湿原の奥で生活するタンチョウも冬は餌場などに現れる!
*タンチョウ観察スポット:鶴見台、音羽橋、鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリ、別館タンチョウ観察センターなど。
・SL冬の湿原号(1月〜3月冬季限定運行)!

④春の花や雪解けの湿原を楽しむなら「4月〜5月」!

・ミズバショウ、オオバナノエンレイソウ、エゾヤマザクラなど。
・雪解け水で釧路川の水位が上がり、高い目線でカヌーを楽しめる!

一般的な「釧路湿原」のベストシーズンは緑が生い茂る夏の期間です。

釧路湿原 夏の青空
出典:photo AC(釧路湿原:夏の青空)

夏でも平均最高気温が「22℃」前後と非常に過ごしやすく湿原内には多くの花々が咲き、快適に観光やアクティビティを楽しめます。

7月中旬から8月上旬頃の夜、温根内木道ではヘイケボタルが飛び交う姿も見れますし、例年、温根内ビジターセンター主催の観察会も開催されます。

紅葉や冬を迎える前の静かな雰囲気の釧路湿原なら秋が良いでしょう。

釧路湿原 紅葉の秋
出典:photo AC(釧路湿原:紅葉の秋)

雪景色やタンチョウ観察なら冬がおすすめです。

釧路湿原 冬の朝
出典:photo AC(釧路湿原:冬の朝)

寒い冬の空気を味わいながら、冬ならではの美しい釧路湿原の風景を満喫できます。

冬はタンチョウ観察に最適な季節です。

釧路湿原 冬 タンチョウ
出典:photo AC(釧路湿原:冬のタンチョウ)

夏は湿原の奥で子育てをするため、なかなかその姿を見ることが難しいのですが、冬は餌を求めて給餌場へとやって来ます。

また、2月はタンチョウの「求愛ダンス」が見られる時期です。

そして、冬の風物詩のひとつ!雪の湿原を駆け抜ける「SL冬の湿原号」も人気があります。

春は雪解けと共に、餌を求め動物たちが活発に活動する時期です。

エゾヤマザクラなどの春の花々や雪解けで水位が上がった釧路川でのカヌー体験やバードウォッチングもおすすめの季節です。

 

「釧路湿原」楽しみ方は?

●「釧路湿原」主な楽しみ方は?

釧路湿原 間近のエゾシカ
出典:photo AC(釧路湿原:間近で見るエゾシカ)

①展望台からの絶景!
/
②ハイキング・散策!
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③季節の花々や紅葉!
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④タンチョウなどのバードウォッチング!
/
⑤春から秋の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」!
*例年4月下旬〜10月上旬頃まで運行しています。
/
⑥冬の期間限定運行「SL冬の湿原号」!
*例年1月〜3月の限定された日のみ運行します。
/
⑦カヌー・ホーストレッキングなどのアクティビティ!
*一年を通してアクティビティを体験できます。

釧路湿原での楽しみ方は、いろいろとあります!

広大な釧路湿原を展望台から一望したり、ハイキング・散策で季節の花々や湿原を身近に感じたり、バードウォッチングなどなど。

また、湿原内を運行する観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」や「SL冬の湿原号」も人気があり、釧路川を間近で楽しんだり列車ならではの風景を満喫できます。

そして、カヌー体験は通常では入ることのできないエリアの釧路湿原をとても身近に感じられ野生動物に出会えることもあるアクティビティです!

 

「釧路湿原」おすすめ展望台・遊歩道

果てしなく広い釧路湿原には、たくさんの展望台が点在します。

この展望台の多さは釧路湿原のスケールの大きさを物語っていますが、実際にどこの展望台に行ったら良いのか迷ってしまいますよね??

ですので、ここでは人気度の高いおすすめの展望台5選と遊歩道をご案内いたします。

*たくさんの野生動物が生息する釧路湿原には例外なく「熊」もいます。
*特に夜間、人気のない時間・場所へ行かれる時は熊鈴を鳴らしたりなどの対策を万全にしてお出かけください。

細岡展望台

釧路湿原 細岡展望台
出典:photo AC(釧路湿原:細岡展望台からの風景)

●「細岡展望台」おすすめポイント

①美しい夕日が見れる!
②蛇行して流れる釧路川の眺望!
③休憩もできる細岡ビジターズラウンジあり!
④トイレ付き無料駐車場完備!
*駐車場から細岡展望台まで10分ほどの距離です。
⑤JR釧路湿原駅からもアクセス可能(徒歩約15〜20分)!

釧路湿原と釧路川を一望できる開けた眺望に夕日スポットとしても人気の「細岡展望台」。

釧路湿原 美しい夕日
出典:photo AC(釧路湿原:美しい夕日)

細岡展望台近くには、軽食・喫茶、お土産があり休憩もとれる「細岡ビジターズラウンジ」もあります。

また、トイレ付き無料駐車場やJR釧路湿原駅からも行けるので車がなくてもアクセス可能です。

 

サテライト展望台

釧路湿原 サテライト展望台
写真提供:釧路・阿寒湖観光公式サイト(サテライト展望台)

●「サテライト展望台」おすすめポイント

①釧路湿原全体を見渡せるスポット!
②昇りゆく朝日も◎!
③釧路市湿原展望台より1周約2.5kmの遊歩道の途中にあり!
④バリアフリーの木道が整備されている!
*釧路市湿原展望台からサテライト展望台へ続く右回り(時計回り)の約1.1kmの木道がバリアフリー対応となっています。
⑤無料駐車場あり(釧路市湿原展望台近く)

サテライト展望台は、釧路市湿原展望台より整備されている1周約2.5kmの遊歩道の途中に位置する展望台です。

釧路湿原全体を見渡せる眺望に昇りゆく美しい朝日を見るにも適した展望台と言えるでしょう。

また、遊歩道の右回り(時計回り)約1.1kmの木道はバリアフリー対応となっているため、とても歩きやすくなっています。

逆に左回りの道は階段などのアップダウンがありますので、体力に不安がある方は右回りで歩き、サテライト展望台からの帰りは来た道をそのまま戻ることをおすすめします。

プチハイキングも楽しみたい方は遊歩道を1周ぐるりと回ってみるのも良いですよ。

無料駐車場が釧路市湿原展望台近くに完備しています。

 

 釧路市湿原展望台

釧路湿原 釧路市湿原展望台
写真提供:釧路・阿寒湖観光公式サイト(釧路市湿原展望台)

●「釧路市湿原展望台」おすすめポイント

①釧路湿原の風景を気軽に楽しめる展望台!
*屋上展望台まではエレベーターで行けます。
*1階施設は無料 / 展望台含む2階以上は有料エリアです。
②釧路湿原について学べる施設!
③ショップ・レストランも併設!
④無料駐車場・バス停あり!

釧路湿原の成り立ちや動植物を復元した展示物などもあり、資料館としての役割も担ってる展望台で外観は釧路湿原で見られる植物ヤチボウズをイメージした形になっています。

駐車場から近く、屋上展望台まではエレベーターで行けるので足腰が不安な方やあまり長時間、歩きたくない方にもおすすめです。

ショップ・レストランがある1階は入場無料エリアになっていますが、2階・3階・屋上の展望台含むエリアは有料となります。

また、サテライト展望台へと続く遊歩道もあります。

●「釧路市湿原展望台」営業時間・料金について

・営業時間:8時~18時(10月~3月:9時~17時)
・料金:大人480円 / 高校生250円 / 小・中学生120円

 

サルルン展望台

釧路湿原 サルルン展望台
出典:photo AC(釧路湿原:サルルン展望台)

●「サルルン展望台」おすすめポイント

①塘路湖、サルルントー、ポントー、エオルト沼などの湖沼の眺望!
②湖沼を走り抜ける釧網本線の電車が見れる!
*塘路湖とサルルントー・ポントーなどの間に釧網本線が走っています。
③釧網本線「塘路駅」からもアクセス可能!
*塘路駅より徒歩40〜50分ほどの距離になります。
④国道391号沿いに小さな駐車場あり!

海跡湖である塘路湖、サルルントー、ポントー、エオルト沼などの湖沼や時間が合えば釧網本線を走る電車の眺望を楽しめる展望台です。

国道391号沿いに小さな駐車場があり、駐車場から左へ国道沿いを少し歩くと「サルボ展望台・サルルン展望台」への入口があります。

ここから先は、土の山道となりますので靴はトレッキングシューズや最低限スニーカーが良いでしょう。

サルボ展望台の方がサルルン展望台より手前に位置しているので、立ち寄ってみるのも良いですが眺望はサルルン展望台の方がおすすめです。

また、釧網本線「塘路駅」からもアクセスが可能で駅からだと徒歩40分から50分ほど時間がかかりますが、登山慣れしている方はプチ登山感覚で楽しめます。

そして、運動不足気味の方には少々しんどい道のりになるかもしれませんが、普通の体力があればアクセス可能だと思います。

 

コッタロ湿原展望台

釧路湿原 コッタロ湿原
写真提供:釧路・阿寒湖観光公式サイト(コッタロ湿原)

●「コッタロ湿原展望台」おすすめポイント

①釧路国立公園特別保護地区に指定されているコッタロ湿原の眺望!
*グリーンシーズンは樹木で展望台の一部の視界が遮られています。
②釧路湿原の中でもより原始的な風景が残る場所である!
③駐車場・トイレあり。
*付近の道路は道幅が狭い砂利道になりますので運転にはご注意ください。
*駐車場から展望台まで約10〜15分です。

釧路湿原の中でもより原始的な風景が残る特別保護地区に指定されているコッタロ湿原の眺望を楽しめる展望台です。

野生動物の目撃情報もあり、キタキツネやエゾシカに出会えることもあります。
*熊の目撃情報もありますので十分にご注意ください。

駐車場からは急な階段と山道を10分から15分ほど歩きますが、普通の体力がある方であれば問題なく登れると思います。

 

温根内木道(おんねないもくどう)

釧路湿原 温根内木道
写真提供:釧路・阿寒湖観光公式サイト(温根内木道)

●「温根内木道」おすすめポイント

①釧路湿原のなかを歩けてバリアフリー木道もあり!
②ヨシ・スゲ湿原(低層湿原)、ミズゴケ湿原(高層湿原)、ハンノキ林などのバラエティー豊かな風景!
③3種類の散策コースあり!
*約500m(15分)/ 約2km(30〜40分)/ 約3km(60分)のコースです。
③釧路湿原の情報収集・休憩もできる温根内ビジターセンターあり!
④湿原内に咲く花々、夏にはホタル鑑賞、冬はスノーシューも楽しめる!
⑤駐車場・バス停あり!

実際にヨシ・スゲ湿原やミズゴケ湿原、ハンノキ林などの風景を満喫しながら釧路湿原のなかを歩ける木道です。

バリアフリー対応木道もあり、道はかなり歩きやすく距離別の3種類のコースがあるので気軽に散策を楽しめます。

季節ごとの花々や夏の夜のホタル、冬はスノーシューも可能!

木道の起点には、温根内ビジターセンターもあるので釧路湿原の情報収集や休憩もできて便利です。

駐車場が完備されており、バス停も近いのでアクセスもしやすい遊歩道としてもおすすめですよ!

 

「釧路湿原」ノロッコ号・SL冬の湿原号

釧路湿原内を走る釧網本線にはグリーンシーズン(ノロッコ号)スノーシーズン(SL冬の湿原号)に観光列車が運行しています。

列車の車窓からしか見ることのできない景色や野生動物の姿などをとらえることが出来るので、とても人気が高い列車旅です。

釧路湿原駅を過ぎた辺りから釧路川に沿って線路が走るので湿原と川の景観も十分に楽しめます。

ここではシーズン毎に運行している「ノロッコ号」「SL冬の湿原号」をご案内します。

「くしろ湿原ノロッコ号」

釧路湿原 ノロッコ号
出典:photo AC(釧路湿原:ノロッコ号)

●「くしろ湿原ノロッコ号」について

運行時期 例年4月下旬〜10月上旬頃
運行区間 釧路駅~塘路駅(27.2km)
*延長運転で釧路駅~川湯温泉駅(89.3km)を運行する場合もあります。
乗車時間 片道 約1時間(釧路駅~塘路駅)
列車席 指定席(2号車~4号車)/ 自由席(1号車)
特記 ・車内販売あり(オリジナル商品、ノロッコ号プリン、クラフトビールなど)
・釧路湿原の見どころではガイドアナウンスや徐行運転をします。
・運行日程・時刻・料金などは公式サイトでご確認ください。
・毎日運行している月と限定日のみの月がありますのでご注意ください。

のんびりと ” ノロノロ走るトロッコ風列車 “ ということで「くしろ湿原ノロッコ号」と名付けられた観光列車で、例年4月下旬から10月上旬頃まで運行しています。

運行区間は釧路駅から塘路駅の27.2kmを片道1時間ほどかけて、のんびりと走ります。
(日付限定の延長運転時には川湯温泉駅まで行く場合もあり)

釧路湿原に野生動物が姿を現した時や見どころなどでは、ガイドアナウンス付きで徐行運転もしてくれますよ。

自由席は普通列車と同様の形で、指定席はベンチシートかボックスシートの展望客室・ノロッコ車両です。

また、釧路発の塘路駅・川場温泉行きに乗車時は進行方向「左側の席」がより釧路湿原の景色を楽しめます。

塘路駅発の釧路行きの場合は「右側の席」がおすすめです。

秋の釧路湿原駅
出典:photo AC(秋の釧路湿原駅)

もちろん、途中下車も可能で「釧路湿原駅」で降りて細岡展望台へ足を運んだり、「細岡駅」で下車してカヌーツアーに参加したりなどのプランも計画できます。

また、車内販売カウンターもあり、オリジナル商品やドリンク類、人気のノロッコ号プリンなどが購入できます。

 

 SL冬の湿原号

釧路湿原 雪原を進むSL冬の湿原号
出典:photo AC(釧路湿原: SL冬の湿原号)

●「SL冬の湿原号」について

運行時期 例年 1月~3月の限定日
運行区間 釧路駅~標茶駅(48.1km)
*途中停車駅は「東釧路」「釧路湿原」「塘路」「茅沼」です。
乗車時間 片道 約1時間30分
列車席 全席指定席
*ストーブカー(カフェカー):2号車 / ストーブカー:3号・4号車 / たんちょうカー:1号・5号車となっています。
特記 ・車内販売あり(オリジナル商品、軽食、ドリンク類など)
・ダルマストーブ設置車用あり。
・釧路湿原のガイドアナウンスあり。
・運行日程・時刻・料金などは公式サイトでご確認ください。

煙をモクモクさせ白い雪で覆われた釧路湿原を力強く走る「SL冬の湿原号」。

例年1月から3月の限定日のみの運行となっており、釧路駅から標茶駅を結ぶ冬の観光列車です。

途中停車駅は「東釧路」「釧路湿原」「塘路」「茅沼」でノロッコ列車では停車する「細川駅」には停車しませんのでご注意ください。

車窓からは白い雪で輝く釧路湿原の冬景色やタンチョウが舞う姿、エゾシカなども顔を覗かせてくれるかもしれません!

釧路湿原 橋を渡るSL冬の湿原号
出典:photo AC(釧路湿原: SL冬の湿原号)

また、通常では釧路駅から標茶駅までは1時間ほどで到着しますが、「SL冬の湿原号」は片道約1時間30分かけて、ゆっくりと走ります。

席は「全席指定席」となっており、ダルマストーブが設置されている「ストーブカー(カフェカー)」「ストーブカー」とカウンター席・ボックス席の「たんちょうカー」の全5車両です。

車両は全客車でリニューアルされていて、懐かしいレトロ感が旅の雰囲気をより一層盛り上げます。

2号車には車内販売カウンターもあり、オリジナル商品、軽食、ドリンク類などを購入できます。

 

「釧路湿原」アクティビティ

 カヌーツアー

釧路湿原 カヌー
出典:photo AC(釧路湿原:カヌー)

●「釧路湿原」カヌーツアー特徴

・釧路湿原内を流れる釧路川、支流アレキナイ川、塘路湖で主に開催!
・春夏秋冬、一年中楽しめる!
・ショートコースからロングコースまで選べる!
・運が良ければ野生動物に間近で出会えるかも!

釧路湿原の大自然をより身近に感じたいなら、「カヌーツアー」もおすすめのアクティビティです!

釧路湿原内を悠々と流れる「釧路川」「支流アレキナイ川」「塘路湖」で主に開催され、たくさんのツアープランが企画されています。

春夏秋冬、季節ごとに見える風景や肌で感じる空気感が異なるので一年中楽しめます。

爽やかな風に夏の青々とした深い緑や少し物憂げな黄金色に染まる秋の釧路湿原。

そして、カヌーと言うとグリーンシーズンのイメージが強いと思いますが、極寒の冬も開催されます。

釧路湿原 川沿いの霧氷
出典:photo AC(釧路湿原:川沿いの霧氷)

静寂の雪の中で聞こえる自然の音や野生動物の声、白銀に輝く木々の霧氷に早朝のけあらしなどなど!冬でしかしか味わえない美しい景色が広がります。
*けあらしや霧氷は気象条件次第ですので必ず見れるわけではありません。

また、多くの会社がカヌーツアーを企画しているので、1〜2時間で体験できるショートコースから塘路湖から出発し釧路川・細岡カヌーポートを経由して岩保木水門まで下る約17kmのロングコース。

釧路川 岩保木水門
出典:photo AC(釧路川 岩保木水門周辺)

カヌーに乗りながら釣りも楽しめるプランやカヌーの後にジビエバーベキューが食べられるプランなど多彩なプランがあります。

手つかずの大自然を五感で楽しみ、運が良ければ希少な野生動物にも間近で出会えるかもしれません!

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●「釧路湿原カヌーツアー」はアクティビティジャパンからも予約可能です!
釧路・阿寒・摩周湖・根室・川湯・屈斜路のアクティビティ・遊び・体験・レジャーの予約 【アクティビティジャパン】

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●「釧路湿原カヌーツアー」はアソビューからも予約可能です!
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●「釧路湿原カヌーツアー」はじゃらん体験からも予約可能です!
釧路湿原駅周辺のカヌー・カヤックランキングTOP10 – じゃらんnet

 

ホーストレッキング

どさんこ

●「釧路湿原」ホーストレッキングの特徴

・可愛らしい「どさんこ」に乗ってトレッキング!
・1日コース(約5時間)/ 半日コース(約2時間)あり!
*年齢制限・体重制限があります。
・一年中開催!冬は雪中ホーストレッキング!
・鶴居どさんこ牧場がツアー開催!

ホーストレッキングを楽しむなら「鶴居どさんこ牧場」がツアーを開催しています。

日本の在来馬である可愛いらしい「どさんこ」に乗って釧路湿原を探勝に出かけるツアーで、約5時間の1日コースと約2時間の半日コースがあります。

1日コースは釧路湿原の秘境と言われ現在は、馬もしくは徒歩のみでしかアクセスできない「キラコタン岬」や「宮島岬」へ向かうコースなど。
*「キラコタン岬」や「宮島岬」は天然記念物区域指定の為、立ち入るには許可が必要。

ただし、向かうコースは当日の天候や参加者の方の乗馬経験などを考慮してガイドが判断いたしますので、指定することはできません。

また、乗馬初心者の方や鶴居どさんこ牧場のツアーが初めての方は岬へは向かいませんので予めご了承ください。

半日コースの方は、釧路湿原の花々や自然を満喫する草原や林のコースです。

ツアーは一年中開催されており、四季折々の風景に雪が降れば雪中ホーストレッキングも楽しめます。

詳細は「鶴居どさんこ牧場公式サイト」などでご確認ください。

 

スノーシュー体験

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出典:アクティビティジャパン 【釧路湿原】スノーシュー体験

●「釧路湿原」スノーシュー体験

・コース:村田公園、北斗遺跡、サルボ・サルルン展望台、二本松の丘など。
*天候(降雪量)・経験値・体力によってコースを考慮します。
・所要時間:2時間〜3時間ほど。
・未経験の方の参加もOK!
・スノーシュー、ポール、双眼鏡無料レンタルあり!
*服装はスキーウェア・スノーブーツ(スニーカーNG)などの濡れにくく動きやすい服装でお越しください。
・ツアー催行「EAST POWER」

野生動物の足跡などを観察しながら、雪上を散策するスノーシューツアーです。

コースは参加者の方の経験値・体力、天候などを考慮して決定するので未経験の方も無理なく楽しめます。

スノーシュー、ポール、双眼鏡の無料レンタルがあり、雪合戦や雪だるまで童心にかえって遊んだり、コースによっては釧路湿原を一望できる展望台からの絶景も満喫できます。

 

「釧路湿原」ツアー情報

ここでは旅行会社より企画されている「釧路湿原」のツアー情報をピックアップしてご案内いたします。

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●クラブツーリズム
TOPから”MENU”をクリックしキーワード検索「釧路湿原」など→「出発地から絞り込み」でツアーを検索できます。
*スマートフォンでは”MENU”をクリックした画面の一番下に「キーワード検索枠」があります。
☆〈ツアープランの一例〉

・【ひとり旅】「SL冬の湿原号で白銀の釧路湿原を走行!さっぽろ雪まつりと奇跡のジュエリーアイス3日間」*当社北海道ひとり旅初参加は1万円引き!
/
・「釧路湿原冬カヌーと野付氷平線トリックアート!流氷遊ウォーク&雪あかりスノーシュー探検3日間」<参加条件小学生以上75歳未満/「スノーハイク入門」>
/
・「厚岸カキ・花咲ガニ・海鮮勝手丼などグルメも!根室納沙布岬・釧路湿原・阿寒湖温泉・摩周湖 ひがし北海道10名所と珠玉のグルメ旅3日間」
/
・【ひとり旅】「釧路湿原自然ガイド付き!個人では行きづらい北海道2つの秘境岬と 圧巻の春絶景「静内二十間道路桜並木」3日間」などなど多彩なツアーを催行!


クラブツーリズム

 

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●KKday(日帰りツアー)
TOPページから ” 行き先・やりたいことから探す ” で「釧路湿原」などを入力でツアーを検索できます。
☆〈ツアープランの一例〉

・「日本初?-20℃の極寒!完全結氷した釧路湿原最大の湖 とうろ湖 “氷上”AT型プレミアムグランピング体験!」
・「貸切観光タクシー!釧路湿原&タンチョウコース / 冬季限定12月〜3月(2時間 / 1~9名 / 釧路市内ホテル・釧路駅・釧路空港送迎あり)」などなど!

KKdayでツアーを探す

 

「釧路湿原周辺」ホテル情報

ここでは「釧路湿原周辺」のホテル情報をご案内します。

*以下より本ページは〈PR〉が含まれています。

ロッジ シラルトロ


出典:じゃらんnet ロッジシラルトロ( 展望露天風呂の様子)

源泉かけ流し100%!シラルトロ湖一望の展望露天風呂とカヌーツアーの宿
・展望露天風呂・内湯で源泉100%かけ流し温泉を楽しめます。
・プランはカヌーツアー付きになります。
・ご夕食はお膳スタイルのお弁当をお部屋でいただけます。
・送迎:あり*要事前予約
・駐車場:あり

 

つるいむら湿原温泉ホテル


出典:じゃらんnet つるいむら湿原温泉ホテル

源泉かけ流し温泉×バレルサウナ×フレンチ!
・源泉かけ流しの弱アルカリ性温泉の内湯と星空を眺められる外湯&バレルサウナを楽しめます。
・夕食は鶴居村や道東地域の季節の旬を使用した「フレンチコース料理」をいただけます。
・駐車場:あり

 

ウッディホテルレストラン夢工房


出典:じゃらんnet ウッディホテルレストラン夢工房(カフェ・レストランの様子)

木の温もりを感じるアットホームな宿!
・鶴居村に位置する総合口コミ高評価のアットホームな宿です。
・鶴居の天然水を使用した貸切風呂あり。
・夕食は美味しいと評判の道産食材を使用した「コース料理」をいただけます。
・駐車場:あり

 

つくしヴィレッジ


出典:じゃらんnet つくしヴィレッジ(タンチョウ棟の外観) 

1棟貸切滞在型コテージ!檜風呂×露天風呂付・岩盤浴付の選べる3タイプ!
・鶴居村に位置する1棟貸切コテージで気兼ねなく過ごせます。
・選べる3タイプのコテージあり。
・コスモス棟:檜内風呂&陶器露天風呂+キッチン、リビング・ダイニング、ベッドルーム、ウッドデッキなど。
・シラカバ棟:檜内風呂&岩盤浴+アイランドキッチンLDK、ベッドルームなど。
・タンチョウ棟:檜内風呂&岩盤浴+キッチン、リビング、ベッドルーム、ウッドデッキなど。
・レストラン棟にて朝夕食付プランもあり。
・駐車場:あり

 

ハートンツリー

食事口コミ高評価!丘の上に佇むレストラン併設の宿!
・鶴居村に位置するレストラン併設の宿でタンチョウガイドツアーやチーズ作り体験なども可能です。
・お部屋は「コテージ貸切(ペット宿泊可)」「ゲストハウス(ペット宿泊不可)」のご用意があります。
・口コミ高評価の食事は「卵、手作りチーズ、オーガニック野菜、焼きたてパン、ハーブ」をたっぷりと使用した料理を楽しめます。
・駐車場:あり

 

「釧路湿原」気温・服装

●「釧路湿原」気温について

気温
平均 最高 最低
日平均 日最高 日最低
1月 -4.2 0.0 -8.8 4.5 -17.6
2月 -4.1 0.4 -9.3 4.2 -14.2
3月 0.9 4.4 -2.7 12.2 -8.3
4月 5.6 10.4 1.6 18.0 -6.2
5月 10.0 14.1 6.6 17.8 1.3
6月 13.5 17.1 10.9 25.5 3.7
7月 19.2 22.6 16.6 33.5 12.1
8月 19.5 22.4 17.0 27.7 13.1
9月 17.5 21.6 13.3 25.8 5.8
10月 11.7 15.9 6.9 21.8 -1.2
11月 6.6 11.0 1.0 16.2 -4.0
12月 -1.1 2.8 -5.6 9.7 -12.7
*出典:気象庁ホームページ(2022年1月~12月の気温)気象庁|各種データ・資料 (jma.go.jp)
*参考データ:釧路観測所
*釧路市幸町 釧路地方気象台(北緯42度59.1分 東経144度22.6分)
*作表:上記のデータをもとに「りんぼう日和」が作成

 

上記は釧路市街地に位置する「釧路地方気象台」の2022年度の気温観測データです。

同じ釧路地方でも市街地のある海岸部と内陸部では気温が変わってきます。

夏は海岸部より内陸部の方が気温は上がり、冬は内陸部の方がより冷え込み雪も多くなる傾向にあります。

1月・2月の気温と服装

厳冬期である1月・2月の平均最高気温は「0℃」前後で、平均最低気温は「-10℃」近くにもなります。

ちなみに「釧路地方気象台」から約34km離れた鶴居村の「鶴居地域気象観測所」では平均最低気温は「-13℃」前後で最も気温が下がった日は「-21.5℃」と厳しい冷え込みとなります。

服装はしっかりとした寒さ対策が必要でダウンコートのなかにはセーターなどを着込んで重ね着をしましょう。

また、マフラー、厚手の手袋、ニット帽なども忘れずに!

 

3月・4月の気温と服装

3月に入ると寒さはいくぶん和らいできますが、平均最高気温は「4.4℃」前後で、平均最低気温は「-2.7℃」。

4月でも平均最高気温は「10.4℃」前後で、平均最低気温は「1.6℃」とまだまだ春とは言えない気温で、だいたい東京の冬の気温と同じぐらいの寒さです。

服装は冬のコート、マフラー、手袋、ニット帽などの冬の装いが◎!

 

5月・6月の気温と服装

5月に入ると桜も咲き始めて、やっと春らしい気温になってきます。

5月の平均最高気温は「14.1℃」前後で、平均最低気温は「6.6℃」。

6月の平均最高気温は「17.1℃」前後で、平均最低気温は「10.9℃」。

服装は春コート、パーカー、カーディガンなどの春らしい服装で大丈夫ですが、6月でも気温が「3.7」まで冷え込むことがありますので、場合によってはストールやホッカイロなどがあると便利です。

 

7月・8月の気温と服装

7月・8月は夏ですが釧路地方はとても過ごしやすい季節です。

平均最高気温は「22℃」で、平均最低気温は「17℃」前後。

昼間は半袖で気持ち良く過ごせますが、夜間は肌寒く感じるので長袖シャツやカーディガン、薄手のトレーナーなどがあると良いでしょう。

また、内陸の鶴居村周辺では平均気温が「1〜2℃」高くなりますし、日によっては30℃を超える場合もあります。

ハイキングなどのアクティビティを楽しむ際には、日差しよけの帽子や虫よけスプレーがあると良いですよ。

 

9月・10月の気温と服装

9月上旬は、夏同様に過ごしやすい気温ですが、中旬以降は最高気温が「20℃」を下回る日が増え、最低気温が「5℃」と冷え込む日もあります。

紅葉が見頃を迎える10月はいよいよ秋本番の気温で平均最高気温は「15.9℃」で、平均最低気温は「6.9℃」、冷え込む日は「-1.2」まで下がります。

9月の昼間は半袖で過ごせる場合もありますが、夜はパーカーなどがあると良いです。

10月の昼間は薄手のコート・パーカー、夜間はマフラー、手袋などの小物などがあると便利です。

10月下旬以降は冬の装いの方が良いかもしれません。

お出掛け際は天気予報をしっかりとチェックして防寒対策をおこなってくださいね。

 

11月・12月の気温と服装

11月の平均最高気温は「11℃」前後で、平均最低気温は「1℃」。

12月の平均最高気温は「2.8℃」前後で、平均最低気温は「-5.6℃」。

11月以降は東京の冬と同等な気温になりますので、厚手のコートなど冬の装いでお出かけください。

特に12月以降は厳冬期なみに冷え込む日もありますので、しっかりとした防寒対策をし暖かい服装で旅行をお楽しみください。

 

「釧路湿原」まとめ

今回は、「釧路湿原」のおすすめ時期や絶景の展望台・遊歩道、観光列車、アクティビティ、ツアー・ホテル情報に気温・服装もご案内いたしました。

「釧路湿原」特徴は?
「釧路湿原」おすすめ時期は?
「釧路湿原」楽しみ方は?
「釧路湿原」おすすめ展望台・遊歩道
「釧路湿原」ノロッコ号・SL冬の湿原号
「釧路湿原」アクティビティ
「釧路湿原」ツアー情報
「釧路湿原周辺」ホテル情報
「釧路湿原」気温・服装

豊かな自然と生命力にあふれる「釧路湿原」。

ご興味のある方は、ぜひ!足を運んでみてくださいね!

 

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