会津鉄道は、福島県の「会津高原尾瀬口駅」から「西若松駅」までの無人駅を入れた計21駅57.4kmを結ぶ第三セクター鉄道です。
近年では、東京の東武鉄道「浅草」から福島県の会津鉄道「会津田島」間を結ぶ特急列車「リバティ会津」の運転が開始され列車の旅がますます楽しく快適になりました。
会津鉄道沿線は有名な観光スポットがあり、のんびりとした日本の原風景や絶景を楽しめるトロッコ列車が春から秋にかけて運行しています。
さらに、会津鉄道には日本情緒あふれる茅葺き屋根と囲炉裏がある駅舎や可愛い猫ちゃんが駅長を務める駅などユニークな駅があるのも特徴です。
今回は会津鉄道沿線の観光スポットや絶景、途中下車が楽しめる駅舎などをご案内いたします。
【会津鉄道】 路線図とアクセス
【会津鉄道】路線図
引用元:会津鉄道公式サイト 路線図 │ 会津鉄道-会津鉄道で行く、会津の列車たび (aizutetsudo.jp)
【会津鉄道】都心から電車でのアクセス
*乗り換え:なし
*所要時間:約3時間12分
*料金:普通運賃¥3,300 特急運賃¥2,160 合計¥5,460(2022年2月15日現在)
*最新の料金については東武鉄道公式サイトをご確認ください。
東武鉄道公式サイト https://www.tobu.co.jp/
●東京駅から新幹線利用(やまびこ)
*所要時間:約3時間
*乗り換え:2回
*料金:「東京」から「郡山」やまびこ自由席¥7,810 「郡山」から「西若松」¥1,170 合計¥8,980
*所要時間・料金は目安になります。(2022年2月15日現在)
都心からの電車で行く場合は浅草駅から特急列車「リバティ会津」を利用するか、東京駅から新幹線で「郡山駅」まで行き「会津若松」を経由し会津線「西若松」にアクセスするかの2パターンになるかと思います。
2つのルートを比較してみると、乗り換え回数や料金を考えると「リバティ会津」を利用するのが便利だと言えるでしょう。
会津鉄道へ車でのアクセス
基本的には車で移動してトロッコ列車や通常運行の会津線を楽しみたい!という場合はトロッコ列車運行区間の始発・終着駅の「会津田島駅」か「会津若松駅」まで行き近隣の駐車場に止めて利用することをオススメします。
片道はトロッコ列車を利用し往路は通常運行の会津線を利用して戻ってくる旅も面白いですよね。
もちろん列車の発車時間が合えば、往復「トロッコ列車」を利用することも可能ですよ。
もし、旅を決行する場合は時刻表を良く確認して計画を立ててくださいね。
首都高速 → 東北自動車道 →西那須野塩原IC → 国道400号線 →「会津田島駅」
*駅前に無料駐車場あり
首都高速 → 東北自動車道 →郡山JCT → 磐越自動車道 → 会津若松IC →「JR会津若松駅」
*駅前に駐車場多数あり
*無料駐車場は七日町の方に「中町観光客専用無料駐車場」があります。
(最寄り駅:JR七日町 利用時間:9時~17時 台数:小型15台 住所:会津若松市中町2)
*12月~4月の冬季は閉鎖
会津鉄道のトロッコ列車「お座トロ展望列車」を楽しむ!
引用元:会津鉄道公式サイト 路線図 │ 会津鉄道-会津鉄道で行く、会津の列車たび (aizutetsudo.jp)
・運行期間:4月~11月の土日など
・料金:乗車区間の運賃 + 整理券(大人¥320円・小人¥160円)
・座席:展望席(12席) / お座敷席(32席) / トロッコ席(56席)
*トロッコ席は窓がなく開放的です。
*指定席はなく基本的に自由席になります。
・ビュースポット3ヶ所での停車やトンネルシアターあり
・車内販売・郵便ポスト・トイレあり
*運行日程・時刻・料金などの詳細は公式ホームページよりご確認ください。
●「お座トロ展望列車」座席の特徴
*運転席横に前方展望スペースあり!(簡易シートあり)
・お座敷席 … 掘りごたつ式のシートで普段と違った雰囲気の列車の旅を楽しめます!
・トロッコ席 … 窓がなく風や陽光を肌で感じることができてとても開放的です!
*トンネルシアターはトロッコ席のみ。
●「お座トロ展望列車」3つのビュースポット
・「湯野上温泉駅」~「塔のへつり駅」の間に1ヶ所
●「お座トロ展望列車」トンネルシアター
*トロッコ席のみ
「会津田島駅」~「会津若松駅」の区間を運行してる会津鉄道のトロッコ列車「お座トロ展望列車」には3つの座席が用意されています。
それぞれの座席には特徴がありますので、自分の好みの座席を選べるのも嬉しいですね!
リクライニング式のシートやお座敷席でのんびりと景色を楽しむのも良いですし、トロッコ席で頬に当たる風や自然の空気や香り太陽の陽射しを楽しむのも素敵です!
車内販売やトイレ、郵便ポストもあるので旅の思い出に家族や恋人・友人や自分宛てにハガキを出すのも楽しいですよ。
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会津鉄道の沿線でオススメの観光スポット
会津高原尾瀬口駅
出典:ぱくたそ(www.pakutaso.com)
「尾瀬国立公園」への福島側からのゲートウェイ駅
福島側の尾瀬は初級者でも行けるトレッキングコースや本格的な登山が満喫できるコースなど初級者から上級者まで楽しめます。
日本百名山として名高い「燧ケ岳」「会津駒ヶ岳」や「帝釈山」「田代山」の登山などいろいろなコースがあります。
初心者の方は、沼山峠から尾瀬沼ビジターセンターを目指し折り返しで戻ってくるコースがオススメですよ。
また、尾瀬を気軽に体験したい方は檜枝岐村にある「ミニ尾瀬公園」も自然を満喫するにはピッタリです。
園内には遊歩道やカフェもありますので気軽に立ち寄れます。
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塔のへつり駅
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
国の天然記念物に指定されている断崖が並ぶ渓谷「塔のへつり」
無人駅の塔のへつり駅より徒歩350mで気軽に絶景を楽しめる観光地です。
断崖へ架けられた吊り橋は渡ることができて対岸まで行けます。
*冬季は安全上、通行不可。
吊り橋を渡る時は、美しい景色と冒険しているようなドキドキ感が味わえますよ!
対岸の崖は柵がありませんので、お出掛けの際は動きやすい服装とスニーカーで行くのが良いでしょう。
食堂やお土産屋さんもあり休憩もできます。
新緑や雪景色もとても素敵ですが、オススメのベストシーズンは紅葉の時期です!
湯野上温泉駅と大内宿
湯野上温泉駅
出典:photo AC
湯野上温泉駅は「東北の駅百選」にも選出された茅葺屋根の風情ある駅舎です。
茅葺屋根の駅舎は、2022年現在では2つしかない駅舎でとても珍しく情趣があり会津鉄道を訪れたら、ぜひ一度は立ち寄りたい場所です。
*もう一つは大分県JR久大本線の「豊後中村(ぶんごなかむら)駅」。
待合室には囲炉裏もあり、春になるとホーム沿いの桜が咲き「茅葺屋根」と「桜」の共演がどこか昔懐かしい日本の風景を感じさせてくれます。
駅のすぐ傍に足湯もあり旅の疲れも癒せます。
大内宿
出典:ぱくたそ(www.pakutaso.com)
湯野上温泉駅からバスで約15分 / 周遊バス(猿游号)も運行しています。
福島県内でとても人気の高い観光スポット「大内宿」。
江戸時代に宿場町として賑わい、今もなお当時の情景を残す貴重な場所として「国選定重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
町の中にはお土産屋さんや古民家カフェ、名物のねぎそばが食べられるお食事処が軒を連ねます。
また、赤べこへの絵付け体験や大内宿で宿泊もできますよ!
大内宿にご興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
猫駅長が働く芦ノ牧温泉駅
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
芦ノ牧温泉駅は、「猫駅長」が働く駅として有名で猫好きにはたまらない場所です。
*可愛らしい姿で癒しを与えてくれた「2代目名誉駅長らぶ」が2022年10月5日に慢性腎臓病の為、永眠いたしました。心よりご冥福をお祈りいたします。
駅では駅長のらぶかアテンドのさくらが「列車のお見送り」や「駅構内を巡回」したり待合室でのんびりしたりしています。
下記のような可愛い「猫御朱印帳」も買えますよ!
*1冊500円 サイズ:A6(105×148mm)
*芦ノ牧温泉駅売店窓口にて販売
引用元:芦ノ牧温泉駅を守る会 芦ノ牧温泉駅 | ねこが働く駅 (ashinomakionseneki.com)
ねこ駅長のらぶやさくらに会う際には注意事項があります!
駅舎の隣には2009年に運行を終えた「トロッコ車両 AT-301」の展示があり土日祝日を中心に無料の休憩所として開放もしています。
*営業時間などは事前に問い合わせください。
駅の待合室は喫茶店風の「Cafeばす」になっており猫グッズやコーヒーでひと息!
また、平成28年4月22日に虹の橋を渡った初代駅長のばすちゃんが眠る「ハナモモの木」も植えられています。
amazon プライムビデオでは、生前のばすちゃんと現駅長のらぶちゃんの様子が見れる「究極の福猫-アルティメットらぶ-」が配信中でプライム会員の方は無料でみれますよ。
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西若松駅 鶴ヶ城
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
西若松駅から徒歩24分 / 西若松東口からバス約15分
*JR会津若松駅からは「まちなか周遊バス」も運行しています。
難攻不落の名城である鶴ヶ城は「日本百名城」の一つとして有名です。
鶴ヶ城の歴史は古く誕生から600年以上経過しており、現在の天守閣は「天守閣郷土資料館」として貴重な歴史が学べる場となっています。
最上階の展望台からの見晴らしが良く会津市内を一望できます!
青葉の季節も素敵ですが桜や紅葉、冬の雪景色も見応えがあり四季折々のイベントも開催され年間を通して楽しめる観光スポットです。
【会津鉄道・会津】四季の景色
ここでは会津鉄道や会津の四季の景色を少しですがご紹介いたします。
会津の春
●会津鉄道 芦ノ牧温泉駅(夜のライトアップ)
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
●鶴ヶ城 (桜ライトアップ)
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
会津の夏
●大内宿(半夏まつり)
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
会津の秋
●湯野上温泉駅(茅葺屋根と紅葉)
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
●塔のへつり(紅葉)
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
会津の冬
●会津鉄道の冬景色
写真提供: 極上の会津 https://gokujo-aizu.com/
【まとめ】会津鉄道で観光と絶景を楽しむ旅!
今回は、「会津鉄道で観光と絶景を楽しむ旅!」としてアクセス情報やトロッコ列車「お座トロ展望列車」やオススメの観光スポットをご紹介いたしました。
①会津鉄道へのアクセス
②会津鉄道のトロッコ列車「お座トロ展望列車」
③会津鉄道沿線のオススメ観光スポット
④会津鉄道・会津 四季の景色
会津鉄道は都内からのアクセスも良く茅葺屋根の駅舎がある「湯野上温泉駅」や可愛い猫駅長「らぶ」が働く「芦ノ牧温泉駅」や「鶴ヶ城」「大内宿」「塔のへつり」などの観光スポットが多くとても見応があります!
また登山やハイキングで美しい大自然を満喫できる福島側「尾瀬国立公園」への玄関口でもあります。
気になる観光スポットなどありましたら、ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。