遥か遠い昔、江戸時代に宿場町として旅人の疲れを癒し栄えた「大内宿」。
現代でも茅葺屋根の家が建ち並び、江戸時代に時間を戻したかのような町並みは懐かさがあり郷愁を誘います。
この記事では、大内宿で泊まれる宿泊施設や半夏祭り・雪まつりなどのイベント、名物ねぎそばの食べ方から大内宿の看板猫ちゃん、アクセスまでご案内いたします。
大内宿に泊まる!宿泊施設について
大内宿は、とても人気の高い観光スポットで年間を通し約80万人以上の人々が訪れます。
ほとんどの方が大内宿に昼間に訪れ、名物ねぎそばやお土産処、カフェ、散策を楽しみ夕方には帰っていかれると思います。
しかし、大内宿には3件と数は少ないですが宿泊施設があり泊まることも可能です。
*2022年3月現在、宿泊施設も兼ねている「山形屋」さんは都合により宿泊不可となっております。詳細は公式サイトよりご確認ください。
*お食事の方はできますので、ぜひご利用ください。
夜の大内宿は賑わっていた昼間と違い、静寂が集落を包みどこか幻想的な雰囲気を味わえます。
灯りは民家の明かりのみで、夜空を見上げれば都会では見ることが出来ない美しい星空が広がり、夏は蛍鑑賞、秋はお月見、冬はしんしんと降る雪景色を楽しめます。
大内宿に訪れたら、ぜひ一度、ゆっくりと宿に泊まり夜や早朝の「大内宿」の雰囲気を味わってみませんか?
●茅葺屋根の集落「大内宿」に泊まると!
・都会ではみることのできない美しい星空、夏の蛍、秋のお月見、冬の雪景色が楽しめる!
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿:夏の夜)
出典:photo AC (大内宿:冬の雪景色)
大内宿の宿泊施設
蔵の民宿 本家扇屋
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出典:じゃらんnet 蔵の宿 本家扇屋
民宿伊勢屋
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出典:じゃらんnet 民宿 伊勢屋
●大内宿周辺で温泉宿をお探しの方は、こちらの記事もご参考にどうぞ!
大内宿のイベント
ここでは、大内宿でおこなわれる主なイベントをご案内いたします。
大内宿半夏祭り
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿:半夏祭りの様子)
毎年7月2日、半夏の日におこなわれる「高倉神社」の祭礼です。
後白河天皇の第2皇子・高倉以仁王(もちひとおう)の霊を祀り、家内安全や五穀豊穣を祈願する古くから脈々と受け継がれてきた伝統行事です。
前日の夜には「宵宮祭」がおこなわれ、神主さまの采配のもと当日の分担や決め事を確認し、お神酒で乾杯した後、「おこもり」が開始されます。
普段、静寂に包まれている大内宿の夜ですが、この日ばかりは真夜中までお囃子や太鼓の音が鳴り渡り、どこか神秘的な雰囲気を感じます。
当日は、白装束に黒烏帽子を身にまとった男衆たちが神輿を中心に粛々と町を練り歩きます。
【大内宿】防災訓練
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿:防災訓練の様子)
大内宿では毎年、防災の日である9月1日に火事から町を守るための訓練として「放水銃の一斉放水」をおこなっています。
屋根より高くあがる水柱の様子は、とても迫力があり多くの観光客がカメラ片手に訪れます。
開催時間:午前10時から約3分間
大内宿雪まつり
毎年、2月の第2土曜・日曜の2日間にわたり開催される大内宿雪まつり。
街道には雪灯籠が設置され、火が灯ると幻想的なムードが高まります。
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿雪まつり:雪灯籠)
大内宿雪まつりは、日本一の団子さしや具止餅拾い、蕎麦食い競争、太鼓演奏などなどのイベントもあり!
数あるイベントの中でも特に印象的なのは「御神火載火(ごしんかたいか)」と真冬の大内宿の夜を彩る「花火大会」ではないでしょうか。
高倉神社の神事で、下帯姿の男衆が神社の祭壇から火をいただき松明を持って集落をぐるりと周ります。
そして、雪景色の大内宿に打ち上げられる花火は、他では見ることのできないような日本情緒あふれる味わい深い光景が楽しめます。
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿雪まつり:花火)
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿雪まつり:花火)
【大内宿】その他のイベント
大内宿では四季を通して様々なイベントが開催されています。
6月:お茶会・菖蒲彩る大内宿
7月:半夏祭り・弁天様祭り
8月:三仏堂祭り・眠った流し・盆踊り・風除け祈願・二百十日祭
9月:防災訓練(大内宿一斉放水)
12月:正月準備
1月:正月飾り・団子さし・年の神の催し
2月:大内宿雪まつり(第二土日開催)
大内宿を一望!見晴台
写真提供:大内宿観光協会 (大内宿:見晴台からの風景)
大内宿で風景やイベントの様子の写真を撮影するなら見晴台からの景色もオススメです。
大内宿見晴台は、駐車場から集落に入り街道を真っ直ぐ進んだ一番奥にあります。
急な階段を登るコースと緩やかな階段を上る迂回コースと2つありますが、あまり高さはないので、さほど時間はかからずに登れるでしょう。
見晴台がある丘は湯殿山といい子安観音と弁財天が安置、祀られている場所でもあります。
大内宿の名物ねぎそば
出典:photo AC (大内宿:名物ねぎそば)
大内宿の名物といえば、「ねぎそば」が有名です。
大内宿の「ねぎそば」は、お蕎麦に刻まれたねぎではなく!ねぎ一本が丸ごと付いてきます。
その「ねぎ」をお箸にしてお蕎麦を食べるのが大内宿の「ねぎそば」です。
ねぎの曲がった部分にお蕎麦をひっかけて、薬味としてお箸の「ねぎ」をかじりながらいただきます。
この「ねぎそば」は、提供してるお店ごとにそれぞれ特徴があり「十割そば」を食べられるお店や薬味に梅干しと大根おろしが添えられているお店など。
お店ごとに違いますので、ぜひお好みのお店を見つけてみてくださいね。
また、大内宿のお蕎麦屋さんでも「ねぎそば」を提供していないお店もありますので、名物「ねぎそば」を食べたい方はご注意ください。
もちろん!普通のお蕎麦もすごく美味しいですよ!
大内宿で見つけた看板猫ちゃん!
出典:photo AC (大内宿:本家美濃屋さんの「キュー店長」)
大内宿には看板猫ちゃんが2匹います。(2022年3月の情報です)
・おみやげ処 本家叶屋さんの「あめちゃん」
上の写真は本家美濃屋さんの「キュー店長」です。
キュー店長のところに叶屋さんのあめちゃんが遊びに行くこともあるみたいですよ!
猫ちゃんは気まぐれですので会えればラッキーぐらいの気持ちで行ってみてくださいね。
また、本家美濃屋さんはTwitterで本家叶屋さんはInstagramでそれぞれ「キュー店長」や「あめちゃん」の様子を見れますので、猫ちゃん好きの方はぜひ!みてみてくださいね。
こちらは、本家美濃屋さんの「キュー店長」が載ってる動物写真家の岩合光昭さんの写真集「み~んな元気ネコ」です。
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大内宿へのアクセス
会津鉄道 湯野上温泉駅からバス・タクシーで約15分
*大内宿と湯野上温泉駅を往復する乗り合いバス「猿游号」のご利用が便利です。
・時刻表やご予約は運営会社 広田タクシーよりご確認ください。
・会津鉄道と「猿游号」の共通割引きっぷは会津鉄道公式サイトよりご確認ください。
・東京 →東北自動車道 白河IC → 国道289号 →国道121号 →県道329 →大内宿駐車場
・仙台 →東北自動車道 須賀川IC →国道118号 →県道329 →大内宿駐車場
・新潟 →磐越自動車道 新鶴スマートIC →県道72号 →県道131号 →大内宿駐車場
●駐車場:あり
・有料駐車場:普通車 500円 / マイクロバス 1500円 / 中型・大型バス 3000円
利用時間:24時間 *係員在中時間 8~17時まで
●「大内宿」
〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内
【大内宿】まとめ
今回は、大内宿の宿泊施設や半夏祭り・雪まつりなどのイベント、名物ねぎそばの食べ方から看板猫ちゃん、アクセス情報をご案内いたしました。
①大内宿に泊まる!宿泊施設について
②大内宿のイベント
③大内宿の名物ねぎそば
④大内宿で見つけた看板猫ちゃん!
⑤大内宿へのアクセス
日本の原風景が残る大内宿。
昔懐かしい風景や自然、名物のねぎそば、かわいい民芸品にゆっくり休める古民家風カフェなど見どころもたくさんあります。
ご興味のある方は、ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。