寒い冬の夜、真っ白な雪原を光と音で彩る幻想的で煌びやかな冬の大イベント「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華(さいりんか)」。
開催地である音更町十勝川温泉は、全国的にも珍しい ” モール温泉 ” が湧出し、十勝の冬ならではの絶景が見られる観光地でもあります。
この記事では、十勝川温泉「彩凛華2024」開催日程・見どころや気温・服装、ツアー情報からアクセス、周辺観光スポットもご案内いたします。
十勝川温泉「彩凛華2024」開催日程・特徴は?
出典:photo AC(十勝川温泉「彩凛華」)
●「彩凛華2024」開催日程
・時間:19時~21時
・場所:十勝が丘公園
・駐車場:あり*無料(約100台)
・入場料:無料
●「彩凛華2024」特徴は?
・越冬地として十勝川に白鳥が飛来してくることにちなんで開催!
・約600個の電球を使用した三角錐で光のオブジェを演出!
・光のオブジェは最大5.4mもありコンピューターで光と音を連動!
「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華」は、1992年に越冬地として十勝川に白鳥が飛来してくることにちなんで開催されたのが始まりです。
当時は、現在のようなイベントではなく1日限定のお祭りでしたが、2000年には音に合わせて電球を手動で点灯する現在の前身となる「彩凛詩」が開催されました。
後に「彩凛詩」は「彩凛華」と名前を変え、大小合わせて約600個の電球を使用した三角錐の ” 光のオブジェ ” はコンピューターで音と光を制御し演出をおこなっています。
また、光のオブジェは農業用の保温材が使用されており、一番大きなものは5.4mもあります。
十勝の冬の夜を彩るファンタジックショー「彩凛華」!
2024年は1月27日から 2月18日まで「十勝が丘公園」にて入場料無料で楽しめます。
十勝川温泉「彩凛華2024」見どころは?
●「彩凛華2024」主な見どころは!
②森の中を歩く ” 光のアリー ” !
③光のアリーに登場する ” 冬桜 ”!
④特設コースを走る” スノーラフティング(有料)”!
⑤光のトンネル・光の動物園!
⑥「メガあんパンジュニア」土日祝の限定販売!
●「彩凛華2024」プログラム
TIME 項目 1回目 19:00~
19:15~「第1部/光のファンタジーショー」
「第2部/光のエレクトロダンシングショー」2回目 19:30~
19:45~「第1部/光のファンタジーショー」
「第2部/光のエレクトロダンシングショー」3回目 20:00~
20:15~「第1部/光のファンタジーショー」
「第2部/光のエレクトロダンシングショー」4回目 20:30~
20:45~「第1部/光のファンタジーショー」
「第2部/光のエレクトロダンシングショー」21:00 終了 引用元:音更町十勝川温泉観光協会公式サイト 彩凛華®[さいりんか]|真冬の十勝川温泉を彩るファンタジックショー (tokachigawa.net)
彩凛華の最大の見どころは、やはり!「音と光で彩る幻想的なファンタジックショー」!
ショーは19時から21時の間に計4回開催され第1部は14曲の中に光のパターン75回、第2部は14曲・光のパターン100回のプログラムが演出されます。
出典:photo AC(十勝川温泉「彩凛華」音に合わせて光が連動)
出典:photo AC(十勝川温泉「彩凛華」青色の眩い光)
曲はお子様からご年配、そして海外の観光客の方にもヒットするような幅広い選曲で会場を盛り上げます。
出典:photo AC(十勝川温泉「彩凛華」幻想的な世界が広がる)
出典:photo AC(十勝川温泉「彩凛華」宝石を散りばめたよう)
そして、十勝川温泉街と彩凛華会場を結ぶ光の回廊 ” 光のアリー ” もおすすめです。
光のアリーは、「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」から彩凛華会場までの徒歩10分ほどの優しい光の森の中を歩く回廊で、ファンタジックショーとは違った風情ある雰囲気を楽しめます。
写真提供:十勝観光連盟(複製・再転載禁止)
キュッキュッという鳴き雪をBGMに道中の途中では、まるで生花のような「冬桜」や光の動物達がお出迎えしてくれます。
その他にも ” 光のトンネル “ や特設コースをスノーモービルが牽引する疾走感あふれる” スノーラフティング ”などのアトラクションも!
写真提供:十勝観光連盟(複製・再転載禁止)
また、十勝産の小豆・小麦を使用した「メガあんパンジュニア」も土日祝限定で販売します。
十勝川温泉「彩凛華2024」気温・服装
冬の気温について
●「十勝川温泉」気温について
月 | 気温 | ||||
平均 | 最高 | 最低 | |||
日平均 | 日最高 | 日最低 | |||
1月 | -7.9 | -2.6 | -13.6 | 4.7 | -22.3 |
2月 | -6.1 | -0.1 | -12.8 | 11.4 | -19.8 |
*出典:気象庁ホームページ(2023年1月~2月の気温)気象庁|各種データ・資料 (jma.go.jp) *参考データ:帯広観測所(十勝地方) *帯広市東4条南 帯広測候所(北緯42度55.3分 東経143度12.7分) *作表:上記のデータをもとに「りんぼう日和」が作成 |
上記の表は「彩凛華会場」より約9km離れた帯広観測所の2023年の1月・2月の気温データです。
帯広・十勝川温泉が位置する十勝地方内陸部は基本的に「十勝晴れ」という言葉通り、夏以外は ” よく晴れる地域 ” です。
しかし、冬は晴天が続く一方で放射冷却が起きやすく非常に厳しい寒さとなります。
2023年度1月の平均最高気温は「-2.6℃」、2月が「-0.1℃」で昼間でも0℃を上回ることは少ないと言えるでしょう。
そして、平均最低気温は1月「-13.6」、2月「-12.8」まで下がり、特に冷え込みが厳しい日は「-20℃前後」という凍てつく寒さとなります。
また、雪に関しては北海道内では比較的少ないエリアですが ” 一気にまとまって降る大雪 ” となる傾向があります。
冬の服装について
冬の北海道十勝地方へのお出掛けの際には、当然ですがしっかりとした防寒が必要です。
特に日没後に開催される「彩凛華」では昼間以上の厳しい寒さとなります。
以下のポイントを押さえた服装がおすすめです。
②靴は防水・防寒・滑りにくいスノーブーツを履きましょう!
③素肌を外気に触れさせないようにする!
④外は寒く室内は暖かいので「重ね着」で温度調節しましょう!
まず、一番上に着るアウターはロングダウンでフード付きのものがおすすめです。
ウールコートより、やはり軽くて暖かいロングダウンが良いです。
また、フードが付いていればニット帽の上から被るだけでも、さらに保温性が増します。
そして、最も重要と言っても過言ではない靴は「防水・防寒・滑りにくいスノーブーツ」を選びましょう。
靴選びに失敗すると、足先からジンジン冷えて観光どころではなくなりますし、最悪、滑って転んでケガをする可能性もあります。
靴下は厚手のものや二枚履きして徹底的に保温してくださいね。
また、ニット帽、手袋、マフラー、ネックウォーマー、イヤーウォーマーなどの暖かい小物でなるべく素肌を外気に触れないようにしましょう。
外は凍てつく寒さでもお店などの室内は暖かいので脱いだり着たりできるように、重ね着をすると良いですよ。
女性の方は、スカートは避けてパンツスタイルで裏起毛レギンスなどを下に履くことをおすすめします。
完全防寒で冬の十勝川温泉「彩凛華」や観光を楽しみましょう!
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十勝川温泉「彩凛華2024」ツアー情報
ここでは旅行会社より企画されている「十勝川温泉 彩凛華」のツアー情報をピックアップしてご案内いたします。
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●クラブツーリズム
TOPから”MENU”をクリックしキーワード検索「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華」「十勝川温泉」など→「出発地から絞り込み」でツアーを検索できます。
*スマートフォンでは”MENU”をクリックした画面の一番下に「キーワード検索枠」があります。
☆〈ツアープランの一例〉
・「〈ひとり旅〉北海道冬の風物詩18景6日間!雪まつり、彩凛華、流氷、氷瀑まつりやジュエリーアイスも!期間限定イベントや絶景をまるっと満喫!」など!
十勝川温泉「彩凛華2024」アクセス
飛行機でのアクセス
①とかち帯広空港
②新千歳空港
車でのアクセス
*彩凛華開催中は「ガーデンスパ十勝川温泉」駐車場も利用可能です。
電車でのアクセス
①札幌方面
②釧路方面
③函館方面
都市間高速バス
①札幌方面
②旭川方面
冬の絶景!「十勝川温泉」周辺観光スポット
十勝川温泉アクアパーク(白鳥飛来地)
出典:photo AC(十勝川に飛来してくる白鳥)
1000羽を超える「オオハクチョウ」が飛来する十勝川!
十勝中央大橋近くの十勝川左岸に位置する十勝川温泉アクアパーク(通称 白鳥護岸)では、冬の間に飛来してくる「オオハクチョウ」を見ることができます。
オオハクチョウ以外にもマガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホオジロガモも観察できますよ。
・白鳥の種類:オオハクチョウ
・場所:十勝中央大橋近くの十勝川左岸
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉南11
十勝川 雲龍(けあらし)
出典:photo AC(十勝川の雲龍と呼ばれる気嵐)
厳冬期の早朝、十勝川で見ることができる「雲龍(うんりゅう)」。
雲龍とは「気嵐(けあらし)」という自然現象のことです。
放射冷却で冷えた空気が温かい水面から蒸発してる水蒸気を冷やすことで発生する霧のことで、気象用語で「蒸気霧」(じょうきぎり)と言います。
十勝川に沿って発生する気嵐が、まるで龍が横たわっているかのように見えるので「雲龍」とも呼ばれています。
十勝川「雲龍」が発生する条件は、” 風が穏やかな快晴の早朝 ” と ” 早朝の気温が-15℃以上 ” であることです。
早朝の朝焼けに昇りゆく太陽、そして幻想的な雰囲気をかもし出す雲龍!
出典:photo AC(朝焼けの様子)
気象条件がそろった日にしか見ることができない、まさに冬の絶景です!
おすすめの観察スポットは「十勝が丘展望台」で、 十勝川温泉では ” 早朝雲龍ツアー ” を開催している宿もあります。
・雲龍発生条件:①風が穏やかな快晴の早朝
/////////////// :②早朝の気温が-15℃以上
・観察スポット:十勝が丘展望台
雪と遊ぶ「十勝川ネイチャーセンター」
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出典:じゃらんnet 十勝ネイチャーセンター
十勝川温泉エリアでスノーアクティビティを楽しむなら「十勝川ネイチャーセンター」がおすすめです。
●「十勝川ネイチャーセンター」主な冬のアクティビティ
*初体験OK!約20kmのツーリング
②スノーモービルショートツアー
*リーズナブル価格!ショートツアー
③スノーモービルオープンライド
*牧場貸切のオープンライド
④十勝川ウィンタークルーズ
*冬に楽しむ川下り!キーンと冷えた空気に野鳥や厳冬期には霧氷や樹氷も!
⑤ワシ観察プレミアムツアー
*野鳥ガイドと行く特別なツアー
⑥早朝熱気球体験
*冬は20名以上の団体様のみの受付
上記は「十勝川ネイチャーセンター」で楽しめる主な冬のアクティビティです。
スノーモービルは初体験の方でもガイド付きレクチャーもあるので安心して楽しめます。
また、サックと乗れるショートツアーから約20kmのツーリング、一日中ガッツリ遊べるコースもあるので予定に合わせたツアーを選べます。
その他にも、冬の静寂や野鳥、厳冬期には霧氷・樹氷の美しい景色を満喫できる「十勝川ウィンタークルーズ」。
野鳥ガイドと行く「ワシ観察プレミアムツアー」に「早朝熱気球体験」など。
*「早朝熱気球体験」は、冬の期間は20名様以上の団体のみの受付となります。
●「十勝川ネイチャーセンター」への予約は以下からも可能です。
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空から冬景色を楽しむ!「十勝空旅団」
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出典:アソビュー 十勝空旅団
真冬も開催!宿泊先への送迎付きで、楽に本格的な熱気球フライトを満喫!
●「十勝空旅団」熱気球フライトについて
*その他十勝管内はご相談ください。
*日の出前にお迎えに行きます。
②フライトは当日の気象条件を考慮してベストなポイントを選びます。
③約1時間の熱気球フライトを楽しめます。
④真冬も開催しています。
宿泊先へ日の出前に迎えに行く送迎付きで、車がなくとも参加可能です。
早朝、十勝平野の空を約1時間ものフライトを楽しめます。
冬の一面真っ白の絶景を空から眺めたい方は、ぜひ!
●「十勝空旅団」への予約は以下からも可能です。
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十勝牧場(霧氷の白樺並木と馬追い運動)
写真提供:十勝観光連盟(複製・再転載禁止)
霧氷で輝く白銀の「白樺並木」とパワフルな「馬追い運動」!
十勝牧場施設入口から真っ直ぐに延びる「白樺並木」は約1.3kmあり、冬は一面に広がる雪と霧氷でキラキラと輝く美しい絶景を楽しめます。
この白樺並木は、NHKの朝ドラのロケ地としても有名です。
また、冬の十勝牧場では馬たちの健康管理や妊娠した馬の難産防止、ストレス解消などの目的で「馬追い運動」を実施し一般の方へ公開もおこなっています。
出典:photo AC(十勝牧場 馬追い運動)
馬たちが雪を蹴散らし集団で疾走する姿は、力強く迫力満点です!
「馬追い運動」は例年、1月中旬から2月末頃の平日9時30分より1時間ほど実施しております。
なお、十勝牧場内の牧草地等、立入禁止区域がありますので案内看板などに従い立ち入らないようにご注意ください。
また、車でご見学にお越しの際は「家畜伝染病侵入防止」のため、必ず「車輌消毒機」を通過するようにしてくださいね。
●「十勝牧場」馬追い運動について
・実施時間:::平日 9時30分~(約1時間)
*詳細は公式サイトなどでご確認ください。
ジュエリーアイス(豊頃町 大津海岸)
出典:photo AC(ジュエリーアイス 豊頃町)
厳しい十勝の冬が創る氷の宝石 ” ジュエリーアイス ”!
十勝川温泉から車で約1時間の豊頃町大津海岸で見ることができるジュエリーアイス。
ジュエリーアイスとは、十勝川の凍てつく寒さで作られた氷が河口から海へと流れ、海岸に打ち上げられたものです。
とても透明度が高い氷の塊で、太陽の光を浴びてキラキラと輝くその姿が宝石のように見えることからジュエリーアイスと名付けられました。
また、早朝、お昼、夕方と陽射しを受ける時間帯によって輝く色も変化します。
出典:photo AC(オレンジ色に輝くジュエリーアイス)
朝陽を浴びる早朝はオレンジ色に輝き、太陽が昇りきったお昼は透明に夕方はオレンジ・ブルーなど訪れるタイミングによっても、また違った雰囲気を楽しめます。
なかでも人気が高い時間帯は早朝で、日の出前からお気に入りのジュエリーアイスを探し撮影に挑む方も多いです。
ジュエリーアイスの見頃は「1月中旬から2月下旬頃」で寒さの厳しい年の冬ほど、たくさんのジュエリーアイスに出会えます。
また、ジュエリーアイス見学の際は「騒音を立てない」「ゴミは持ち帰る」「停車時は車のエンジンを切る」など近隣住民の方へ迷惑をかけないよう気をつけましょう。
●ジュエリーアイスについて
・場所:豊頃町大津海岸
・人気の高い時間帯:日の出~早朝
ハルニレの木(豊頃町)
写真提供:十勝観光連盟(複製・再転載禁止)
推定樹齢約150年!豊頃町シンボル的存在の大木「ハルニレの木」!
十勝川温泉から車で約30分の十勝川河川敷にずっしりと根を下ろす大木です。
推定樹齢は150年ほどで写真では1本の樹木に見えますが、実は2本の木が重なるように生えています。
冬、極寒の雪原のなかに佇む姿は、とても美しく見るものを魅了し撮影スポットとしても人気があります。
星空や朝陽、夕陽をバックにしても絵になる絶景です。
先ほど、ご紹介した ” ジュエリーアイス “ とセットで訪れるのもおすすめですよ!
霧氷(更別村勢雄地区)
写真提供:十勝観光連盟(複製・再転載禁止)
日本各地よりフォトグラファーが訪れる更別村勢雄地区の霧氷!
十勝川温泉から車で約40分の更別村勢雄地区(猿払川近く)の霧氷は、1月から2月の厳冬期の-20℃以下になる早朝に見られる冬ならではの幻想的な風景です。
おすすめの時間帯は太陽が顔を出す ” 日の出前 ” から空が青からオレンジ色に刻一刻と染まるその数分間。
刻々と変化する空と霧氷が、一瞬も目を離すことができないような美しい世界を創り出します。
●霧氷(更別村勢雄地区)について
・場所:更別村勢雄地区(猿払川近く)
・おすすめの時間帯: 日の出前の数分間
十勝川温泉「彩凛華2024」まとめ
今回は、十勝川温泉「彩凛華2024」開催日程・見どころや気温・服装、ツアー情報からアクセス、周辺観光スポットをご案内いたしました。
①十勝川温泉「彩凛華2024」開催日程・特徴は?
②十勝川温泉「彩凛華2024」見どころは?
③十勝川温泉「彩凛華2024」気温・服装
④十勝川温泉「彩凛華2024」ツアー情報
⑤十勝川温泉「彩凛華2024」アクセス
⑥冬の絶景!「十勝川温泉」周辺観光スポット
冬の十勝川温泉を彩る「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華」。
ご興味のある方は、ぜひ!足を運んでみてくださいね!