五稜郭公園!桜の見頃・ライトアップはいつ?アクセスや歴史・2024ツアーもご案内

桜・花めぐり

星型五角形の姿が印象的な函館市に位置する「五稜郭公園」。

春は桜の名所、初夏のツツジ、秋の紅葉、冬は雪景色やイルミネーションと四季を通して楽しめる函館屈指の人気観光スポットです。

また、激動の幕末に建築され戊辰戦争の終焉の地となった五稜郭公園は、歴史的にも深く関わりがあり「国の特別史跡」にも指定されています。

この記事では、五稜郭公園の桜の見頃や夜桜ライトアップ、五稜郭タワー、アクセス、桜ツアー情報から簡単な歴史もご案内いたします。

 

「五稜郭」簡単な歴史や特徴は?

五稜郭公園:2010年に復元された箱館奉行所
(2010年に復元された箱館奉行所)

ここでは「五稜郭」の簡単な特徴や歴史をご紹介します。

●五稜郭公園の特徴

・1952年(昭和27年)国の特別史跡に指定。
・星型五角形の日本初の西洋式城塞。
・旧幕府と新幕府による戊辰戦争の最終決戦「箱館戦争(五稜郭の戦い)」の地。
*江戸時代の函館は「箱館」と表記されていました。
●五稜郭はなぜ?建築されたの?

ペリー来航によって「日米和親条約」を締結せざるをえなくなり、伊豆の下田と箱館(現・函館)を開港することになります。

そして、防衛上の理由から現在の元町公園の位置にあった箱館奉行所の移転計画が持ち上がり、江戸幕府が7年間の月日をかけて防御力の高い「五稜郭」を完成させて箱館奉行所を移転させました。

●五稜郭はなぜ?星型五角形なの?

外国と戦闘になる際には大砲や銃撃戦がメインとなることを想定し、西洋式築城術を参考に星型五角形にしたとされています。

星型五角形にすることで ” 死角 ” をなくし防衛力を上げることができます。

ちなみに、五稜郭の設計者は蘭学者の武田斐三郎です。

●箱館戦争(五稜郭の戦い)とは?

箱館戦争とは旧幕府と新幕府による戊辰戦争の最終決戦となった戦いのことです。

1868年(慶応4年)「鳥羽・伏見の戦い」を皮切りに勃発した戊辰戦争。

血を流すことなく江戸城を明け渡した「江戸城無血開城」「上野戦争」「会津戦争」と旧幕府は次々と敗戦を重ねていきます。

そして、同年(明治元年)に旧幕府の榎本武揚が率いる艦隊が土方歳三らと共に海路で蝦夷地(現・北海道)の鷲ノ木に上陸し五稜郭の占拠に成功。

しかし、翌年の明治2年(1869年)に新幕府は反撃を開始し、土方歳三が銃弾に撃たれ戦死した後、旧幕府は降伏します。

箱館戦争の終わりと共に戊辰戦争も終結しました。

☆五稜郭の簡易年表
・1853年(嘉永6)ペリー来航。
・1854年(嘉永7)日米和親条約 締結。
・1857年(安政4)五稜郭 着工。
・1864年(元治元)五稜郭が完成し箱館奉行所を移転。
・1867年(慶応3) 大政奉還にて江戸幕府が朝廷に政権を返還。
(大政奉還にて五稜郭及び箱館奉行所は新政府の管轄下におかれます)
・1868年(慶応4)” 鳥羽・伏見の戦い ” を発端に「戊辰戦争」が始まる。
(その後、旧幕府は「鳥羽・伏見の戦い」 「江戸城無血開城」「上野戦争」「会津戦争」と敗戦)
・1868年(明治元年) 箱館戦争が開戦し旧幕府が五稜郭を占拠。
・1869年(明治2) 新幕府による箱館総攻撃にて旧幕府が降伏し箱館戦争及び戊辰戦争が終結。
・1871年(明治4)五稜郭 箱館奉行所などが解体される。
・1914年(大正3)五稜郭公園として一般開放。

〈PR〉
●アクティビティジャパンより「五稜郭」の歴史・箱館奉行所にまつわるエピソード付きのガイドツアーあり!(体験時間は1時間~2時間ほど)
2024年6月まで特別価格25%オフで開催中!
【北海道・函館】 真説・五稜郭物語 初めて函館を訪れる方にもおすすめです♪ | アクティビティジャパン (activityjapan.com)

「五稜郭公園」桜の特徴・見頃・ライトアップはいつ?

●「五稜郭公園」桜の特徴・見頃・ライトアップ

・例年の見ごろ:4月下旬~5月上旬頃
・桜の種類:ソメイヨシノを中心にシダレザクラ・ヤマザクラ
・桜の本数:約1,600本
・ライトアップ:19時~21時(桜の開花に合わせて電飾によるライトアップ開催)
・遊歩道外周:1周 約1.8km (約30分)
*詳細は函館市の公式サイトなどでご確認ください。
花見期間中の函館公園・五稜郭公園の利用についてのお知らせ | 函館市 (city.hakodate.hokkaido.jp)

●「五稜郭公園」桜の開花状況などは以下のサイトから確認できます。

例年4月下旬から5月上旬に見頃を迎える五稜郭公園の桜。

春には五稜郭の桜を一目見ようと多くの観光客が訪れる桜の名所としても有名ですが、「五稜郭公園」として一般公開されるまで桜はありませんでした。

五稜郭の桜は函館毎日新聞社が1万号記念として、1914年(大正3)に5,000本の桜を植栽したのが最初です。

五稜郭公園には1周約30分で周れる遊歩道があり、春のやわらかな陽射しと共にお散歩がてら桜鑑賞を楽しめます。

五稜郭公園:満開の桜
(五稜郭公園:満開の桜)

また、遊歩道から少し寄り道をして土手(土塁)の上から見る桜や手漕ぎボートに乗りお堀から見る桜景色も素敵ですよ。

桜と五稜郭タワー
(桜と五稜郭タワー)

公園内には2010年に復元された「箱館奉行所」もあるので、立ち寄って五稜郭の歴史を感じながら桜を楽しむのも良いでしょう。

例年、桜の開花に合わせて電飾による夜桜ライトアップも開催されます。

 

「五稜郭タワー」も楽しもう!

 (五稜郭タワーからの眺望)

●「五稜郭タワー」基本情報

・営業時間:9時~18時(年中無休)
・展望料金:大人900円 / 中・高校生680円 / 小学生450円
・展望2階(地上90m):五稜郭歴史回廊・五稜郭復元模型・土方歳三ブロンズ像など。
・展望1階(地上86m):売店・シースルーフロア・世界の稜堡式城郭など。
・2階:五島軒 函館カレー・四季海鮮「旬花」(和食レストラン)・ギャラリーなど。
・1階:チケットカウンター・売店など。
・アトリウム:休憩所・浜焼き・旬味「函館奉行」など。
・駐車場:観光バスのみ30台(一般用の駐車場はありません)
*詳細は五稜郭タワー公式ホームページよりご確認ください。
函館・五稜郭タワー | 公式ウェブサイト – Goryokaku Tower (goryokaku-tower.co.jp)

五稜郭公園を訪れたら、ぜひ!隣接する「五稜郭タワー」にも足を延ばしてみてください。

展望台からパンプレットなどでよく目にする美しい五稜郭全体の風景が眼下に広がります!

訪れる季節や時間によっても、また違った雰囲気の五稜郭公園や函館の景色を楽しめますよ。

また、タワー内には五稜郭の歴史が学べる回廊や五稜郭復元模型、土方歳三のブロンズ像にお腹が空いたら、函館の老舗レストラン「五島軒 函館カレー」や和食に浜焼もあります。

疲れたらアトリウムで休憩もできますし、売店も1階と展望1階フロアにありお土産も買えます。

ただし、観光バス専用の駐車場しかありませんのでお車の方はお気を付けください。

 

「五稜郭公園」2024年の桜ツアー情報

ここでは各旅行会社より企画されている「五稜郭公園」を巡る2024年の桜ツアーをピックアップしてご案内いたします。

〈PR〉
●クラブツーリズム
☆彡TOPから”MENU”をクリックしキーワード検索「五稜郭」「五稜郭 桜」など→「出発地から絞り込み」でツアーを検索できます。
〈五稜郭の桜!ツアープラン一例〉

*「五稜郭と東北三大桜を巡る桜紀行(五稜郭・北上展勝地・角館・弘前城)」
*「地元案内人と穴場の桜めぐり(五稜郭・松前城+穴場の桜)」
*「五稜郭公園や松前公園など桜舞う道南へ!函館・松前7つの桜名所ハイライト」
この他にも「ひとり旅」「女性限定ひとり旅」プランなど多種多様なツアーが満載!

クラブツーリズム

 

〈PR〉
●HIS
☆彡HISからは以下のプランが企画されています!
【函館4日間】一度は行ってみたい桜名所へ!五稜郭タワー展望台入場券+函館山ロープウェイ往復券付!

 

「五稜郭公園」アクセス

東京から五稜郭公園へ

★飛行機利用の場合

羽田空港発(約1時間20分)→函館空港 →函館バス(約32分)→ 五稜郭公園前入口で下車(徒歩約5分) →五稜郭公園着

★新幹線利用の場合

JR東京駅発(約4時間~4時間30分)→JR新函館北斗駅(約18分~22分)→JR函館駅(徒歩約2分) →市電「函館駅前」湯の川行き(約17分)→市電「五稜郭公園前」下車(徒歩約10分)→五稜郭公園着

札幌駅から五稜郭公園へ

★飛行機利用の場合

JR札幌駅(快速エアポート約37分)→新千歳空港(約40分)→函館空港 →函館バス(約32分)→ 五稜郭公園前入口で下車(徒歩約5分) →五稜郭公園着

★電車利用の場合

①JR札幌駅から特急北斗 (約3時間40分)→ JR五稜郭駅下車 →タクシー(約7分)→五稜郭公園着
②JR札幌駅から特急北斗 (約3時間40分)→ JR五稜郭駅 →函館バス(約15分)→五稜郭公園前入口で下車(徒歩約5分) →五稜郭公園着
③JR札幌駅から特急北斗 (約3時間50分)→ JR函館駅(徒歩約2分) →市電「函館駅前」湯の川行き(約17分)→市電「五稜郭公園前」下車(徒歩約10分)→五稜郭公園着

函館駅から五稜郭公園へ

★電車利用の場合

市電「函館駅前」湯の川行き(約17分)→市電「五稜郭公園前」下車(徒歩約10分)→五稜郭公園着

★車の場合

函館駅(約15分)→五稜郭公園着
*専用駐車場はありませんので近隣の「函館市五稜郭観光駐車場」「タイムズ函館五稜郭公園前」など有料駐車場をご利用ください。

★バスの場合

函館駅前(約16分)→五稜郭公園入口で下車(徒歩約5分)→五稜郭公園着

 

「五稜郭公園」まとめ

今回は、五稜郭公園の桜の見頃や夜桜ライトアップ、五稜郭タワー、アクセス、桜ツアー情報から簡単な歴史もご案内いたしました。

「五稜郭」簡単な歴史や特徴は?
「五稜郭公園」桜の特徴・見頃・ライトアップはいつ?
「五稜郭タワー」も楽しもう!
「五稜郭公園」2024年の桜ツアー情報
「五稜郭公園」アクセス

激動の歴史を持つ「五稜郭公園」。

現在では、春には美しい桜が舞う公園として多くの観光客が訪れ地元の方々にも愛されています。

ご興味のある方は、ぜひ!足を運んでみてくださいね!

 

●「函館夜景」「函館周辺のホテル」に関しては、こちらの記事をご参考ください!

 

●北海道の花巡り

タイトルとURLをコピーしました